以前、蟻が蝶を曳いているのを見ました。
大きなきれいな蝶で、大人のわたしでも見入ってしまうようなシーンでした。
そこへ、幼稚園児くらいの女の子がトコトコ、
その子のお母さんらしき女性が、びっくりするような甲高い声で、「汚いっ!」
汚くないよ。
たくさん猫がいる公園の近くに、神社があるのですが、
そこの神主さんらしき男性が、孫と思われる子供を抱いて通りかかり、
猫ちゃん…と指さすその子に、「汚い。」
汚くないよ。
外猫がいるとばい菌が、寄生虫が、という子持ちの女性。
自分は無菌室で育ったのか。
あげく、外から帰って来た子に、手も洗わせずおやつをあげるのでびっくりしました。
手も洗わせない、あなたが汚い。
ある学校で、「この学校、猫多すぎ~汚い~」と大声で言っていた女の子。
トイレの個室から出て、手も洗わずに化粧直しをしていた。
トイレの後に手くらい洗え。汚い。
外猫が汚いのではない。もともとわたしたちの周りはばい菌だらけ。
そんなこと、当たり前だと思うのですが。
とは言え、こういう状況の猫を見つけるたびに、
いそいそと寄って来て、
ちわり~おしり舐めたな~もうキスしないぞ~…と、
こういう場面なら、自分のことも舐めてくれるはず…と毎回挑戦しては、
鼻を齧られているニンゲンというのも、どうかとは思います。
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